光触媒コーティングによる感染防止対策について
投稿日:2021年2月25日
カテゴリ:お知らせ
光触媒コーティングによる抗菌加工で感染リスクを最小限に
当クリニックは、お子様からご高齢の方まで幅広い年齢層の患者様がお越しになります。このコロナ禍で来院を不安に感じている患者様も大勢いらっしゃいました。
そこで安心安全に治療を継続させていくために医療機関として患者様の健康を第一に考え、治療スペースから送迎車、待合室、トイレ、キッズスペースなどすべての箇所に光触媒コーティング(プロブロックコート)による抗菌加工を施し、感染リスクの軽減に努めています。
光触媒・光触媒コーティングとは?
光触媒とは、光を当てることによって強力な酸化力を生み、接触する細菌や有害物質を除菌、分解する性質を持つ物質の総称です。
そして、光触媒コーティングとはその光触媒の代表的な物質である「酸化チタン(TiO2)」と抗ウイルス・抗菌性のある「銀イオン(Ag+)」などを組み合わせた物質を吹き付けることで、様々な物・空間の抗菌・除菌効果を高めることができるというものです。
光触媒コーティングは様々な場所で採用されています
※光触媒コーティングで用いる酸化チタン(TiO2)は、食品添加物や化粧品などにも使用されており、安全性も高い物質です。
昨今では医療機関はもちろん、宿泊施設や交通機関、公共施設などでも細菌の感染対策として、光触媒コーティングが採用されています。
光触媒コーティングの効果について
光触媒コーティングを施すことで得られる主な効果は以下の通りです。
抗菌・抗ウイルス・防カビ効果(99%以上のウイルス・菌を分解・除去)
光触媒である酸化チタン(TiO2)に光が当たることで活性酸素が発生します。活性酸素の高い酸化力によって、様々なウイルスや菌を分解・除去します。カビ菌などにも効果が高く、カビの発生を抑制することができます。
有害物質の分解・除去効果
アレルギー疾患の原因になる「ホルムアルデヒド」などの有害物質も分解・除去する効果があります。
消臭・防臭効果
光触媒によって臭いの元となる菌が分解・除去されるため、空間の消臭・防臭効果も得られます。
セルフクリーニング効果
光触媒は紫外線を浴びることで水分との親和性が高くなります。そのため、光触媒コーティングを行った場所は、雨や水などの水分が汚れを浮かして洗い流してくれるセルフクリーニング効果を得ることができ、綺麗な状態を維持することができます。
光触媒コーティングの施工の様子
治療で使用する診療ユニットは、細部までしっかりと光触媒コーティングを施しています。
待合室のソファーをはじめ、院内にある椅子などの小物についても光触媒コーティングを施しています。
院内の壁やお手洗いなど、患者様が使用される場所は隅々まで光触媒コーティングを施しています。
送迎車の車内も隅々まで光触媒コーティングを施しています。
光触媒コーティング前後の清浄度をチェック
汚れを数値化できるキッコーマンの「ルミテスター」を用いて、光触媒コーティングの前後で院内の清浄度がどの位変化したかをチェックしました。
(▼画像はクリックすると拡大します。)
塗布前後の比較画像を見ていただけると分かりますが、医院の様々な場所で清浄効果があらわれています。さらに、光触媒コーティングは日常の拭き掃除などで剥がれることはありませんので、長期的な抗菌・抗ウイルス効果が期待できます。
むらおか歯科矯正歯科クリニックでは、これからも患者様が不安なく歯科治療を受診できるよう、感染対策により一層力を入れ、日々の診療を行ってまいります。
市川市本八幡で歯科医院をお探しの際はぜひ、当院までお気軽にご相談下さい。
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