歯肉炎と歯周炎の違い
投稿日:2025年11月22日
カテゴリ:リニューアルブログ
今回は、そんなお口のトラブルの代表「歯肉炎」と「歯周炎」の違いについてお話しします 歯肉炎とは、歯ぐきに炎症が起きている状態のことです。
赤くなる(発赤)、腫れる(腫脹)、熱をもつ、痛みを感じるなどの症状が見られますが、痛みがほとんどないことも多く、「気づいたら腫れていた」「歯みがきのときに血が出る」といった自覚で気づく方もいます。 歯茎が腫れることで歯周ポケット(歯と歯ぐきのすき間)が一時的に深くなることがありますが、骨や付着部の破壊はなく、これは「仮性ポケット」と呼ばれます。
歯肉炎の多くはお口の汚れ(プラークや歯垢)が原因で、歯みがきや定期的なクリーニングで改善できます。 一方の歯周炎は、歯茎だけでなく、歯を支えるセメント質・歯根膜・歯槽骨まで炎症が広がった状態です。
炎症が進行すると歯と歯茎の付着が失われ、ポケットの底が根の方に下がる「真性ポケット」が形成されます。 進行すると歯槽骨が破壊され、歯がグラついたり、口臭や膿(排膿)がみられることもあります。
また、噛み合わせの負担(咬合性外傷)があると、症状が早く進む場合もあります。 どちらも、歯茎や歯の周りにたまった汚れや細菌が大きな原因です。
毎日の正しいブラッシングと定期的なメンテナンスで、歯茎の健康を守っていきましょう。✨
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